ICなしは、孤独な戦い

「IC(インテリア・コーディネーター)は鬼軍曹だ」と前のブログで書きましたが、「鬼軍曹」という言葉が、女性が多いインテリア業界では強すぎたかもしれないと反省している原田です。でも、これは明らかに「敬称」です。仕事の出来る人で、かつ、実行力のある人にしか使わない言葉です。

家をつくる(リフォームも、新築も)のに対して、最終的に家具カーテンを入れた状態までを予算に含めて考えてくれる人は、関わってくる専門家はICだけです。

不動産屋さんは、少しでも価格の高い家をお勧めします。その方が、日当たりも地の利も資産価値も面積もあるから。より良いものをオススメしたいのは当たり前です。建築士は少しでも建築費に予算を取りたい。その方が、上質に作り込めるから。けれど、それだけでは家は完成しなくて、家具・カーテンも含めてやっと住めるわけです。ICだけがその「住まいの最終形」を考えてくれる存在なのです。

また、家に関して、基本「リピートユーザー」というのは、想定されていない。

たいてい、家は「終のすみか」のつもりで買います。だから、電気や木工や壁紙の職人さんにしても、工務店にしても、基本大きな取引はその時限り。新しいお客さんがくるたびに相手の知識の程度を探り、必要があれば「基本のキ」みたいなことを話すのは正直しんどいのでしょう。

しかし、インテリアコーディネーターは、一般の人がなりえない「リピートユーザー」です。そして「今後のお付き合い」もあるし、IC自身に専門知識もあるから、基本の説明を省いて粘り強く交渉できます。仮にできないとしたら、その理由もICにはきちんと話すでしょう。それをさらにICはカスタマーに噛み砕いて説明するのですが、「できないこと」は、理由を説明されると「そりゃあ、できないね」と理解できることしかなかったように記憶しています。

逆に、ICがいない住まいづくりは、どれほど孤独なものか。

私は、母が家を建てる時に奮闘していた姿を見て、「できない」を連発する業者を体験してきました。施主はあきらかにノーガード=丸腰です。「できない」と言われてももはや他の人には頼めません。そもそも、誰なら出来るのかもわからない。「できない」のは、自分が専門知識がないせいなのか、相手に腕がないせいなのか、あるいは面倒臭いだけなのか、さっぱりわからないまま、人生最大の買い物をすることになるのです。今思えば、単純に頼む相手が違ったのでした。自分の理想に合う業者を見つけるのが、最初の一歩であるべきだったのです。

ある意味プライドをかけて、夢を実現してくれるのがICです。

 

 


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