カーテンは仕立てを買う

本日はカーテンに関してです。

 
カーテンって、布の種類は、ものすごい数から選べます。
 
が、その「原則」について、はっきりと認識している人が少数ですので、今回は「原則」をご紹介します。
 

原則その1  カーテンは天井から垂らすもの。

 
広く見せたい、天井を高く見せたいという狙いがあるのであれば、カーテンは必ず天井から垂らします。日本の住宅事情からいえば、意図した細工をしない限りはこの1択です。掃き出し窓ならなおさらですが、腰高窓でも同様です。
 

原則その2  2倍ヒダから始めよう。

 
既製品とオーダーのカーテンの違いは、布の「量」です。同じ2メートル幅の窓を覆うならば、既製品は1.5倍ヒダだから、カーテンを伸ばしたときの布の幅は、3メートルになります。2倍ヒダだと、4メートルになります。この1メートルの差が、パックに入って売っているカーテンと、オーダーカーテンの違いです。これはカーテンを閉めた時に明白に分かりますし、ある意味「窓の外からでも分かる」ものです。
 
以上原則その1、2、から言えることは、結局「布の量」がモノを言うということです。窓枠の少し上からカーテンをかけた場合と比べると、縦幅も横幅も、カーテンを広げた時に広くなるものが、よいものなのです。

原則その3  カーテンは仕立てを買う。

 
素敵なカーテンというのは、メーターあたりの布地自体の価格よりも、結果的にはその仕立てがモノをいいます。
 
①上に覆い(バランス)を作る。
バランスは、下の写真を参照してください。この場合、カーテンは「飾り」で、遮光するための「カーテン」は、シェードになっているはずです。この「バランス」を付けると、デザイン性もさることながら、カーテンレールの上部を覆うことで遮熱性が高まります。このバランスを付ける場合のさじ加減が、デザイナーの腕の見せ所であり、インテリアの基礎力が無い限り、デザイナーに任せないと安心できない部分でもあります。

②裏地を付ける。
安い生地でも、裏地を付けると重みが出て、重厚感・高級感が増します。生地1枚よりも、遮熱性、遮光性が上がって機能性が上がります。
 
その仕立てを提案できるのが、インテリアデザイナー・コーディネーターです。カーテン屋さんは、一般的には「職人」で、デザイナーではない。
 
インテリアにおいて、「品質」というのは、「見栄え」を含みます。日本人が考える「カーテンの品質」は素材ですね。シルクだとか、刺繍だとか、柄だとか。。でも、無地のカーテンを退屈にしないのは、そこに「デザイン」「仕立て」があるからです。日本のカーテンには、この「仕立て」を忘れたものが多い、というより、「仕立て」について、ほんの少数の専門家しか知らない、という問題があります。そういう意味では「誰に頼むかが大事」。
 
料理だって、戦後はお腹がいっぱいになれば良かった。けれど、おいしくないといけなくなり、栄養がないといけなくなり、次はおいしそうに見えないといけなくなり、今はインスタ映えしなくちゃいけなくなっている笑。
 
そういう意味では、一番進化が遅れているのが「住まい」です。

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