インテリアは家具から

前回のブログで、「家もまちづくりも都市計画も全部好き」と書きましたが、とはいえ、気に入った物件が見つかったら、一番最初に考えなくてはいけないのは家具です。

なぜ家具かというと、家具と照明がワンセットだからで、家具の位置が決まって、何かアートを壁に飾るぞと決めると、照明の位置が決まり、コンセントの位置が決まり、ひいては間接照明生活をするのに快適な配線とスイッチ計画が検討できるからです。

こんなベッドサイドのランプにすることだって、電気工事の前なら可能です。日本では「ブラケット」と呼ばれます。このタイプの良いところは、サイドテーブルにランプがないので、本もスマホも置き放題なところでしょう。また、天井からペンダントタイプの小さなランプを垂らすのもオシャレ。ベッドサイドには当然ランプがあるのですが、いろんな選択肢があるのです。

そもそも、コンセントは、このPCスマホ全盛時代に、いくらあっても十分ということはありません。

私は、コンセントには相当うるさい。

あんまり意識してらっしゃらない方が多いと思いますが、シンプルな電話機は、電話線だけで電話できます。電話線には、微弱な電気が流れていて、その電力で電話ができるのです。私がなぜそんなことを知っているかというと、記者時代に記者クラブや選挙などで臨時電話を引く手配をすることが多かったから。高校野球で地方紙も地方テレビも都道府県単位で集まる甲子園球場の記者室では、当然記者分の臨時電話が引かれました。しかし、試合が進むと負けた代表校に随行した記者は地元に帰ります。そして電話機が不要になるため、電話線だけがぐるぐる巻きにされた電話機が階段の踊り場の段ボールに山盛りにされていました。「電話機ってこういう扱いをされることもあるんだなあ」と思ったものです。携帯電話が普及した後も、この風景は案外長く続きました。

だけれど、ファックスとか転送機能とか、電話帳とか、留守電機能などをくっつけると、電話線の電気だけでは足りないので、別にコンセントが必要になりました。さらに、子機を充電しなくてはいけないとなると、電話1つで、少なくとも2つのコンセントを埋めることになるわけです。(ちなみに、多くの電話機では災害時に停電になっても通話できるよう、簡易モードスイッチがついています)

さらに、携帯電話が家族分あって、 EARPODS(イヤホン)も充電して、モバイルWi-Fiに、iPadに、スピーカー。。。本当にキリがありません。

というわけで、とにかく家具の配置を決めないと、電気配線が決まらず、オシャレな照明計画は難しくなります。普通、まともな家具は、国産でも1ヶ月半、輸入だと3ヶ月はかかるので、リフォームや新築の序盤で決めてちょうど良いことになります。

また、コンセントは、壁と決まっているわけではなく、床にも設置可能です(直床のマンションを除く)。私はひそかに「床から出てくるコンセント」に憧れた時期がありました。床から出てくるコンセントは、電気スタンドのコードを引き回さなくてもいいのです。「一流の住まいの証」な気がしました。

床からコンセントを出すには、もちろん先に家具計画が整っていないとダメです。

だから、最初に家具を考えるべきなのです。

あれ。家具の話のつもりが、コンセントの話になってしまいましたか?

いえいえ、これこそが、「インテリアの話」なのでした。

 


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