テーブルコーデのためのドレス

素敵なインテリアにしたい。

その「素敵」って、どんなのでしょうか?

 

ぼーーーっとインテリアコーディネーターのところに行って「素敵なインテリアお願いします」と言っても、きっと「・・・」とICさんは困ってしまいます。

もちろん、ICさんは、チコちゃんのように「ボーーーっと生きてんじゃねえよ!」などとは言わず、「どんな感じにしたいとお考えですか?」と優しく聞いてくださるでしょう。何にも材料を持っていなかったら、洋書やインテリア雑誌を出して「こんな感じですか?」とインタビューしてくれます。

でも。ネット上には膨大な量のインテリア写真があり、ピンタレストやインスタグラムがあるのですから、自分の好きなテイストをスクラップするのは簡単です。ちょっと前までは、本当に!!高価な洋書を買って、重たいそれを何冊も持ってICさんのところに行ったのですよ。

結婚式の苦い思い出

かれこれ10年以上前になりますが、私は、自身の結婚式には並々ならぬ気合いが入っておりました。

結婚する目的の半分は、結婚式でした。と言ったら「結婚式はスタートであって、ゴールではない」と、お説教されそうですが。もっと言えば、結婚式はどうでもよくて、「披露宴」が、私の中での一大問題でした。結婚式を披露宴会場で行うことも考えたぐらいです。

(父とバージンロードを歩くのも親孝行かと思いました)

(その時、小柄な父と、ヒールをはいた私の身長差が出過ぎないように、シークレットシューズを実家に送りつけました)

(父は今もそのシークレットシューズを「突然身長が必要になった時のため」に保管しています)

 

「プロの手を借りて本気のパーティできる人生唯一の」機会だったのです。自分が作家ならば「出版記念パーティ」やら「受賞記念パーティ」があるのかもしれませんが、普通の家に生まれた普通の日本人サラリーマンにとって、そんな機会はありません。そもそも、才能がない人が開いたパーティなんか、いくらお金があっても、人が集まってくれると思えない。

そして、そのパーティの真ん中に座る自分たちは、「主役」というより、「披露宴」という、私にできる最大限の華やかな名目をつけたパーティに、出席者がおしゃれして、おいしいフレンチを食べてくれたら、それでよかったのです。

だから、テーブルコーディネートにはこだわる気満々でした。

しかし、日本に冠たる某一流ホテルでも、当時、テーブルコーディネートのバリエーションは、本当に限られたものでした。

テーブルクロスはまだしも、サービスプレート(フランス料理で最初に置いてあるお皿)が、3種類からしか選べませんでした。ほかのプレートだと、枚数が揃わないのです。そのうち一枚はまさかのホテルのロゴ入り。ドレスの色と花の色を考えて、テーブルクロスを悩み抜き、ナプキンの折り方もネットに納得いくような情報がなく、いちいち本を買って、コピーして渡しました。限りある中から最善の組み合わせを選んだ、という感じです。席札の名前のフォントも、こちらから指定しました。ちょっとあの時はどうかしていて、「カリグラフィーを習っていなかったのは失敗だった」と後悔したぐらいです。

高砂のテーブルクロスも、普通はテーブルにかけるだけなのですが、それをカーテンの「バランス」のようにタックを取って、少しでも華やかにしてもらいました。「カーテンは仕立てを買う」のと同様、テーブルクロスだって「仕立てを買う」部分もあるのです。

とはいえ、花嫁のドレスの良し悪しもまた、パーティの完成度を左右すると思っていました。質素な花嫁を見ながら結婚式の料理を食べても、つまらないだろうなと思ったからです。

私の身長(162センチ)だと、実は貸衣装でも選び放題でした。完璧にビーズもレースもわからないほどに直してもらえます。一番のボリュームゾーンのドレスが着られます。オーダーでもレンタルでも、だから理想のドレスは手に入ります。でも、オーダーして、メゾンに母と一緒に仮縫いをするのが、一つの夢でもありましたので、オーダーありきで選んだのでした。

が、オーダーするとなると、「どんなドレスがいいのか」ということになります。そのアイデアを提出しなくてはならないし、そのデザインが得意なデザイナーを選ばなくてはならない。

どんなデザインも可能ってことはあるのか?

当たり前なのですが、ファッションでは「イッセイ・ミヤケ」は三宅一生のデザインだし、「ハナエ・モリ」は森英恵。ジュン・アシダは芦田淳なのです。コシノジュンコのデザインを、アシダさんに求めても、それは無理筋です。

デザインって、本当はそういうものだと思います。万能ではないから、デザイナーなんです。

今は、随分素敵な結婚式場も増えて、テーブルコーディネートもいろんなオプションが選べるようです。そもそも、私が結婚式を計画中に、そのホテルが「色で選べるウエディング」というプランを用意し始め、「なにそれ!!」と思ったものでした。今は定番のようですよ。→

インテリアも、それぐらい「夜明け間近」な気がしています。

 

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