家具にはいろんな要素があります。
素材・仕上げ・構造・・・・・
どれも大事です。
でも結局行き着くのは「サイズ!!」です。
テーブルの高さや奥行きには様々なサイズがあります。
日本がインテリアを楽しめないのは、ひとつにこの「サイズ」が、輸入しただけではどうにもならない、という現実が大きいのです。
たとえば。
日本人が普通に考えるベッドサイドテーブルは、だいたい高さ45センチ。けれど、この高さのベッドサイドテーブルを、欧米からの輸入家具で探そうとすると、基本的に「ありません」。
45センチというのは、だいたいダイニングチェアやソファの「シートハイ」よりやや高めな数字。欧米では靴を履きますから、ベッドがホコリ除けの意味もあって低さにこだわらないのと(逆に高さにこだわっている気もします)、昨今は「ダブルマットレス」が基本なので、若干飛び乗る感じ、だいたい55〜60センチになります。

そしてこのサイドテーブル、大きさの割には意外と高価です。
ベッドサイドでも、ソファサイドでも、日本人が適切と思うサイドテーブルの高さは45〜50センチ。幅も30〜60センチぐらいのもので、なにかと細々としたものが入れられる引き出しがあったほうがいいなあと思いませんか?
これが意外と高価なのです。「これ素敵ね」と思うようなものだと、大体10〜20万円になります。コーヒーテーブルの8割ぐらいのお値段。大きさに比較したら、ずいぶん高価に感じます。
しかし、サイドテーブルは、高いものなのです。どうやらそういうもののようです。
小さい割に手間がかかるからでしょうね。簡単に作っても良いけれど、意外と至近距離で見る身近な家具なので、作り込むと高価になってしまうのだと思います。
ただ、小さな家具は、どんな家に住んでも「家に入らない!」ということはないので、もったいない買い物ではありません。宝物の家具になります。
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